――――――…同時刻。
聖魔騎士団魔導部隊では。
「なんだか、大変なことになったよねー」
聖魔騎士団1、いや、ルーデュニア聖王国1、危機感のない女が。
珍しく、若干の危機感を匂わせる発言をしていた。
俺はそれを喜ぶべきなのだろうが。
しかし、決して喜んで良い状況ではない。
何故なら。
「よっ…ほっ…」
折角、ベリクリーデの口から、危機感を感じさせる発言が出たと思ったのに。
常日頃危機感のないベリクリーデは。
やっぱり、今日も危機感がなかった。
「…何やってんの?お前…」
「…?よっ…。バレエ」
ベリクリーデは、腹の前に手を出して、片足で爪先立ちを試みていた。
この格好で「大変なことになったよね」と言われても。
「いや、大変なのはお前の頭の中だろ」としか言いようがない。
聖魔騎士団魔導部隊では。
「なんだか、大変なことになったよねー」
聖魔騎士団1、いや、ルーデュニア聖王国1、危機感のない女が。
珍しく、若干の危機感を匂わせる発言をしていた。
俺はそれを喜ぶべきなのだろうが。
しかし、決して喜んで良い状況ではない。
何故なら。
「よっ…ほっ…」
折角、ベリクリーデの口から、危機感を感じさせる発言が出たと思ったのに。
常日頃危機感のないベリクリーデは。
やっぱり、今日も危機感がなかった。
「…何やってんの?お前…」
「…?よっ…。バレエ」
ベリクリーデは、腹の前に手を出して、片足で爪先立ちを試みていた。
この格好で「大変なことになったよね」と言われても。
「いや、大変なのはお前の頭の中だろ」としか言いようがない。


