――――――…元暗殺者組が、園芸部で農作業を。
学院長は、楽しく座学の体験授業を。
天音さんは、受付で来場者に資料(と、チョコ)の配布を。
イレースさんと羽久さんは、講堂で学校説明会を。
それぞれやっている頃、僕は何をやっているかと言うと。
僕も、ちゃんとオープンスクールに貢献してますよ。
なんと、僕は学校の訓練場で。
「はい、皆さん。これから実技体験授業を始めますよー」
未来のイーニシュフェルト魔導学院の生徒達に、にこにこと愛想を振り撒いていた。
こんなイケメンカリスマ教師が、体験授業してくれるんだから。
そりゃあもう、入学するしかないですよねー。
しかもほら、見てくださいよ。
訓練場には、たくさんの体験授業希望者が殺到していた。
体験授業は、午前に一回、午後に二回と、合計三回行われることになっている。
既に午前の部は終わり、これから午後の一回目を始めるところだ。
午前中から希望者殺到で、出来れば全員引き受けてあげたいところだったが。
残念ながら、一度に見られる人数には限界がある。
からして。
申し訳ないが、先着順で20名ずつ、体験授業を行い。
他の希望者は、その様子を見学してもらうことで勘弁してもらった。
まぁ仕方ないですね。イケメンカリスマ教師に、分身はいませんから。
一人で満足してください。
そして。
僕が「事に気づいた」のは、その、午後の一回目のときだった。
「えーと、それじゃ午後の部一回目の体験実技授業、始めますねー」
訓練場には、未来の魔導師の卵達と、その父兄達が待ち構えていた。
学院長は、楽しく座学の体験授業を。
天音さんは、受付で来場者に資料(と、チョコ)の配布を。
イレースさんと羽久さんは、講堂で学校説明会を。
それぞれやっている頃、僕は何をやっているかと言うと。
僕も、ちゃんとオープンスクールに貢献してますよ。
なんと、僕は学校の訓練場で。
「はい、皆さん。これから実技体験授業を始めますよー」
未来のイーニシュフェルト魔導学院の生徒達に、にこにこと愛想を振り撒いていた。
こんなイケメンカリスマ教師が、体験授業してくれるんだから。
そりゃあもう、入学するしかないですよねー。
しかもほら、見てくださいよ。
訓練場には、たくさんの体験授業希望者が殺到していた。
体験授業は、午前に一回、午後に二回と、合計三回行われることになっている。
既に午前の部は終わり、これから午後の一回目を始めるところだ。
午前中から希望者殺到で、出来れば全員引き受けてあげたいところだったが。
残念ながら、一度に見られる人数には限界がある。
からして。
申し訳ないが、先着順で20名ずつ、体験授業を行い。
他の希望者は、その様子を見学してもらうことで勘弁してもらった。
まぁ仕方ないですね。イケメンカリスマ教師に、分身はいませんから。
一人で満足してください。
そして。
僕が「事に気づいた」のは、その、午後の一回目のときだった。
「えーと、それじゃ午後の部一回目の体験実技授業、始めますねー」
訓練場には、未来の魔導師の卵達と、その父兄達が待ち構えていた。


