社長っ、このタクシーは譲れませんっ!

 よく私が社史編纂室にいると知ってたな、と思ったが、逆に名前は知らないようだった。

「俺が言い訳考えてやるから、一緒にセントラルホールまで来い」
と言われ、千景は将臣に連れ去られた。