なんで……。
なんでだろうな、と改めて思いながら、
「腐っても社長の許嫁だから」
と答えたあとで千景を見下ろし、
「……腐ってなくても、こっちは愛人だから、言うこと聞かなくていいか」
と呟く。
千景はそこで小首を傾げながら、
「私は社長の愛人ではないですが
ドラマとかだと愛人の方が悪い奴で、許嫁や奥さんより権力握ってたりしないですか?」
と言ってくる。
自分が口を開く前に、武者小路が蔑むように千景を見て言った。
「いや、そもそも、常に駄菓子の袋をつかんでる愛人なんぞに権力渡す奴なんていないだろうよ」
なにかが悔しかったらしい千景が、通りかかった将臣にタッと駆け寄り、直訴していた。
「社長、権力をくださいっ」
「……なんだかわからないが、お前ら仕事しろ」
なんでだろうな、と改めて思いながら、
「腐っても社長の許嫁だから」
と答えたあとで千景を見下ろし、
「……腐ってなくても、こっちは愛人だから、言うこと聞かなくていいか」
と呟く。
千景はそこで小首を傾げながら、
「私は社長の愛人ではないですが
ドラマとかだと愛人の方が悪い奴で、許嫁や奥さんより権力握ってたりしないですか?」
と言ってくる。
自分が口を開く前に、武者小路が蔑むように千景を見て言った。
「いや、そもそも、常に駄菓子の袋をつかんでる愛人なんぞに権力渡す奴なんていないだろうよ」
なにかが悔しかったらしい千景が、通りかかった将臣にタッと駆け寄り、直訴していた。
「社長、権力をくださいっ」
「……なんだかわからないが、お前ら仕事しろ」



