「ここのケーキだったのかっ。
千景」
と振り向いた将臣が千景の両肩をつかむ。
えっ? 千景? と思ったが、将臣は名前で呼んだことにも気づいていないようだった。
武者小路のように、もふっとしていない、がっしりした男の手で、将臣は千景の肩をつかんだまま言う。
「ありがとう。
お前のおかげだ。
社長になって、ようやくいいことがあった」
「え? 今ですか?
これがですか?」
と千景は苦笑いする。
店員さんも笑っていた。
千景」
と振り向いた将臣が千景の両肩をつかむ。
えっ? 千景? と思ったが、将臣は名前で呼んだことにも気づいていないようだった。
武者小路のように、もふっとしていない、がっしりした男の手で、将臣は千景の肩をつかんだまま言う。
「ありがとう。
お前のおかげだ。
社長になって、ようやくいいことがあった」
「え? 今ですか?
これがですか?」
と千景は苦笑いする。
店員さんも笑っていた。



