社長っ、このタクシーは譲れませんっ!

 堅実だな。

 あれ、少額で結構落ちるしな。

 私は……

 もうクレーンゲームはこりたから、なにか違うのをやろうかな。

 そう思ったとき、ゲーム機の前に座っていた八十島が千景を振り向き言ってきた。

「やるか、嵐山」
「へ? なにをですか?」

「まあ座れ」
と八十島は近くにあった丸椅子を手で引き寄せると、自分の横に千景を座らせた。

 硬貨を入れ、対戦型のクイズの早押しゲームをはじめる。