「じゃあ、行ってくるわ。
将臣、千景さんに夕食をご馳走してあげるのよ。
ごゆっくり、千景さん」
と言って出て行ってしまった。
益岡は女主人を見送るため付いて行き、リビングに二人きりになる。
千景は顔色が悪いまま、ぎゅっと肘掛けを握りしめているようだった。
「しゃ、……社長。
私、どうしたらいいんですか。
残りの一匹を見つけられなくなってしまいました」
いや、心配そこか。
っていうか、念願のあと一匹を見るのを諦めてまで、俺の嫁になりたくないのか、と思ってしまう。
「見つけても伏せておけばいいじゃないか」
多少苛立ちながら、将臣は言った。
「え。
でも……」
と千景が言いかけたとき、ニャーと可愛らしく鳴いて、扉から猫が入ってきた。
千景は猫に会いたかったはずなのに目をつぶる。
将臣、千景さんに夕食をご馳走してあげるのよ。
ごゆっくり、千景さん」
と言って出て行ってしまった。
益岡は女主人を見送るため付いて行き、リビングに二人きりになる。
千景は顔色が悪いまま、ぎゅっと肘掛けを握りしめているようだった。
「しゃ、……社長。
私、どうしたらいいんですか。
残りの一匹を見つけられなくなってしまいました」
いや、心配そこか。
っていうか、念願のあと一匹を見るのを諦めてまで、俺の嫁になりたくないのか、と思ってしまう。
「見つけても伏せておけばいいじゃないか」
多少苛立ちながら、将臣は言った。
「え。
でも……」
と千景が言いかけたとき、ニャーと可愛らしく鳴いて、扉から猫が入ってきた。
千景は猫に会いたかったはずなのに目をつぶる。



