「ほんとうに素晴らしいです」
夢見るように千景は言う。
「猫という福利厚生。
寿司屋のふかふかの穴子という福利厚生。
よく冷えた冷酒という福利厚生」
素晴らしいですっ、と千景は繰り返す。
「いや、これは福利厚生じゃないからな……」
精算したあとのおつりを持ってきた板前のおじいさんが笑って言った。
「あれっ?
デートじゃないの? これ」
社長とデートという福利厚生……?
すごい会社だな、とちょっとよろけながら、千景は将臣につづいて靴を履いた。
夢見るように千景は言う。
「猫という福利厚生。
寿司屋のふかふかの穴子という福利厚生。
よく冷えた冷酒という福利厚生」
素晴らしいですっ、と千景は繰り返す。
「いや、これは福利厚生じゃないからな……」
精算したあとのおつりを持ってきた板前のおじいさんが笑って言った。
「あれっ?
デートじゃないの? これ」
社長とデートという福利厚生……?
すごい会社だな、とちょっとよろけながら、千景は将臣につづいて靴を履いた。



