逆鱗に触れると、神であれ、きつい処罰を受けなければならない。 ソルはそれを強く恐れていた。 その為、人間界の様子を随時監視しており、タイムリープ者を見つけ次第、神の禁止マークといわれている「*」(アスタリスク)を人間の身体の一部に刻み込み、違反者を識別していた。 ソルが大罪を犯しているはずのルナを罰せず、宇宙神にも告げ口していないのは、肉親である彼女を大切に思っていたからである。