「・・・結月、何か言いたいことはある?」
「・・・紫月には・・・したいことをさせてあげてほしい。できないとか、危ないって決めつけてあげないでほしい。紫月の成長を尊重してあげてほしい」
父はその言葉を受け入れてくれた。
そして「この機会にやりたいことをどんどん挑戦できる環境を二人には作ってあげようと思うから、結月もお父さんに何でも言っておいで」と言ってくれた。
その言葉にまた泣いたし、少なくとも父の前では少し喋れることに気が付いた。
25歳のわたしに、2度目の人生をやり直すことができるだろうか。
出だしから見事に崩れてしまい、無気力になった。
「・・・中学生になったら塾に通いたい」
せめて、過去に傷つけてしまった人たちだけは助けたい。
そもそも、出会わなければ傷つけることもきっとなかったはずだから。
本当なら時間は巻き戻ったりしないし、過去はやり直せないんだ。
あんなに後悔して泣いた過去に戻ったわたしでさえ、これ以降の過去には戻れないんだ。
せめて、今のわたしは時間を巻き戻してもらったんだから。
自分にできることを見つけて、未来を変えたい。
わたしじゃなく、周りのひとが幸せに笑ってる未来を作りたい。
この日、わたしは「自分の幸せのやり直し」から「周りの人たちの幸せへのやり直し」にシフトチェンジすることにした。
そうやって生きることにしたわたしの二回目の人生のやり直しが幕を開ける。
「・・・紫月には・・・したいことをさせてあげてほしい。できないとか、危ないって決めつけてあげないでほしい。紫月の成長を尊重してあげてほしい」
父はその言葉を受け入れてくれた。
そして「この機会にやりたいことをどんどん挑戦できる環境を二人には作ってあげようと思うから、結月もお父さんに何でも言っておいで」と言ってくれた。
その言葉にまた泣いたし、少なくとも父の前では少し喋れることに気が付いた。
25歳のわたしに、2度目の人生をやり直すことができるだろうか。
出だしから見事に崩れてしまい、無気力になった。
「・・・中学生になったら塾に通いたい」
せめて、過去に傷つけてしまった人たちだけは助けたい。
そもそも、出会わなければ傷つけることもきっとなかったはずだから。
本当なら時間は巻き戻ったりしないし、過去はやり直せないんだ。
あんなに後悔して泣いた過去に戻ったわたしでさえ、これ以降の過去には戻れないんだ。
せめて、今のわたしは時間を巻き戻してもらったんだから。
自分にできることを見つけて、未来を変えたい。
わたしじゃなく、周りのひとが幸せに笑ってる未来を作りたい。
この日、わたしは「自分の幸せのやり直し」から「周りの人たちの幸せへのやり直し」にシフトチェンジすることにした。
そうやって生きることにしたわたしの二回目の人生のやり直しが幕を開ける。



