俺の側にずっといろ、生涯お前を守る

私はやっと我にかえり「あっ、はい」と返事をした。

それから会社に向かった。

久崎社長は相変わらず忙しくて、ランチはまた一人になってしまった。

昨日のこともあって、私は真山さんと車で食べることを思いついた。

昼休みになって、外で待機している真山さんの元に向かった。

車を覗くと真山さんはスマホを見ていた。

すぐに私の気配に気づいて運転手席から降りてきてくれた。

「まりえさん、どうされたのですか」

「あのう、コンビニでサンドウィッチとコーヒーを買ってきてほしいの、私が行くと迷子になってしまうから」

「かしこまりました」

「それから、車で一緒に食べてもいい」

「はい、大丈夫です、自分の分も買ってきますね、車の乗って待っていてください」

真山さんは私を車の後部座席に座らせて、コンビニに向かった。

しばらくして真山さんが戻ってきた。

私は助手席に座りたいと申し出た。

「助手席に座ってもいい」

「はい、大丈夫ですよ、どうぞ」