未完成の心。



── 怜side ──


「いってぇ………、」


「怜、大丈夫ですか?」



殴られた後、俺はかなりダメージを受けたのかしばらく動けなかった。



涙唯のパンチの威力は半端ないし、スピードも目に見えないほどだった。



「あぁ、なんとか。」
「それにしても涙唯ちゃんすごいねぇ〜。」



すごいというよりも、、不思議な感じ。



「しかも涙羽の方めっちゃ可愛くなかったか!?」
「ね!!」



俺は総長として不甲斐なかった。


自分より小さい女の子に負けるなんて、、。



「あの双子、やっぱり気になりますね。」
「僕らのこと全力で拒否してる感じがあるしね。」



そんなに暴走族が嫌なのか?


でも、フードをめくった時の涙羽の目、鳥肌が立つくらい真っ暗闇だった。



「あいつらを、、闇から救いてぇな。」
「そうだな、なにを抱えてるんだろうな。」



そのあとはただ雑談して一日が終わった。