「ん?
僕の顔になんか付いてる??」


あっ、


あまりにもイケメンだったからガン見してしまった……


「い、いえ、
なんでもないです。すみません。」


しろどもろどになりつつ、答えると彼は心底不思議そうに首を傾げた。


「そう?」


うわっ、


1つ1つの動作が可愛すぎるっ!


心臓が持たない!!


「あ、君のお名前聞いてなかったね!
僕は長嶋 凛久!!
君は?」


元気いっぱいに教えてくれる長嶋くん。


「私は如月 結愛です!
よろしくね、長嶋くん!!」


私も負けじと元気に言い返すと、キョトンとする長嶋くん。


「結愛ちゃん、凛久って呼んでよー」


ん?


「僕、苗字より名前の方が気に入ってんの!」


あ、そうなんだ!


じゃあ、名前で呼んだ方が本人として嬉しいよね!!


「よし、凛久くんって呼ばせてもらうね!」


ニコッと微笑みながら言うと、一瞬固まった凛久くん。


はて??


私が首を傾げていると、直ぐに復活した。


「うん!!」


ま、いっか!