一途な総長は私を甘く惑わせる

私が引き攣った笑みを浮かべていると、視線を感じた。


心做しかヒソヒソ声も聞こえる……


無理もない……


隣にいるのは目を見張るほどのイケメンなんだから…………


あぁ〜


私これからの学校生活大丈夫かな……


1人落ち込んで俯いてるとき、それはそれは可愛らしい声が聞こえた。


「あっ、こっこだよぉ〜!
このちょっと古臭いところが職員室!」


く、口は兎も角!


「案内していただきありがとうございますっ!」


ぺこりとお辞儀をして「まったね〜」と去っていく凛久くんを見送った。


やっぱり凛久くん、お口が悪いっ!!