王妃の首を飾るのは雫のようにいくつものダイヤモンドがぶら下がる豪華さを極めたネックレスで、ここには貴族の人数分以上の贅を凝らしたジュエリーが輝いているのだ。
オデットが興奮しないわけがない。
一件落着で緊張を解いた途端に宝石に夢中になるオデットに、ジェラールは呆気にとられていた。
しかしその直後に肩を揺らして笑い声をあげる。
驚いたオデットがジュエリーから意識を離すと、頼もしい両腕に抱きしめられて鼓動が跳ねた。
「まったく君はなんて可愛い人なんだ。オデットを花嫁にできる俺は世界一、幸せな男に違いない」
ジェラールの長い指がオデットの顎をすくい、唇を奪った。
(みんなが見ているのに⁉︎)
恥ずかしくてジタバタするもキスが深くなるだけで逃れられず、たっぷりと十数秒、堪能されてからやっと放してもらえた。
真っ赤になったオデットは眉尻を下げて抗議する。
「私はまだ正式な婚約者ではありませんし、皆さんの前でこういうのはちょっと……」
偽聖女が現れる前は、晩餐会でオデットを社交界デビューさせて貴族たちに顔を覚えてもらい、それから婚約式と婚約発表の予定であった。
オデットが興奮しないわけがない。
一件落着で緊張を解いた途端に宝石に夢中になるオデットに、ジェラールは呆気にとられていた。
しかしその直後に肩を揺らして笑い声をあげる。
驚いたオデットがジュエリーから意識を離すと、頼もしい両腕に抱きしめられて鼓動が跳ねた。
「まったく君はなんて可愛い人なんだ。オデットを花嫁にできる俺は世界一、幸せな男に違いない」
ジェラールの長い指がオデットの顎をすくい、唇を奪った。
(みんなが見ているのに⁉︎)
恥ずかしくてジタバタするもキスが深くなるだけで逃れられず、たっぷりと十数秒、堪能されてからやっと放してもらえた。
真っ赤になったオデットは眉尻を下げて抗議する。
「私はまだ正式な婚約者ではありませんし、皆さんの前でこういうのはちょっと……」
偽聖女が現れる前は、晩餐会でオデットを社交界デビューさせて貴族たちに顔を覚えてもらい、それから婚約式と婚約発表の予定であった。



