マリエルは額を切っており、痛みに呻いた後は脱力して意識を失った。
(脳震盪かしら。脳がダメージを受けていたらどうしよう……そうだ!)
オデットは近くに落ちていたブレスレットを拾って腕にはめると、マリエルの傷に手をかざした。
「お願い、治って」
心を込めて念じると青白い光があふれ、傷はたちまち消え失せる。
意識もすぐに取り戻してホッとしたら、マリエルが信じられないと言いたげにオデットを見上げた。
「私、あなたにひどいことを言ったのに、どうして……?」
「水晶のブレスレットがあなたの純粋で綺麗な心を教えてくれました。マリエルさんは悪い人じゃありません。あなたは幸せになるべきです。どうかこれからは、ご自分を大切になさってください」
マリエルの瞳に尊敬の色が広がり涙をあふれさせたら、焦り顔をしたジェラールがオデットの腕からブレスレットを取り上げた。
それを手の届かないステージ裏まで投げ捨てる。
「命を削ってまですることか!」
「ご、ごめんなさい。助けたくて焦ってしまって……。でも私、なんともないです」
目を瞬かせたオデットは、自分の体調に意識を向ける。
(脳震盪かしら。脳がダメージを受けていたらどうしよう……そうだ!)
オデットは近くに落ちていたブレスレットを拾って腕にはめると、マリエルの傷に手をかざした。
「お願い、治って」
心を込めて念じると青白い光があふれ、傷はたちまち消え失せる。
意識もすぐに取り戻してホッとしたら、マリエルが信じられないと言いたげにオデットを見上げた。
「私、あなたにひどいことを言ったのに、どうして……?」
「水晶のブレスレットがあなたの純粋で綺麗な心を教えてくれました。マリエルさんは悪い人じゃありません。あなたは幸せになるべきです。どうかこれからは、ご自分を大切になさってください」
マリエルの瞳に尊敬の色が広がり涙をあふれさせたら、焦り顔をしたジェラールがオデットの腕からブレスレットを取り上げた。
それを手の届かないステージ裏まで投げ捨てる。
「命を削ってまですることか!」
「ご、ごめんなさい。助けたくて焦ってしまって……。でも私、なんともないです」
目を瞬かせたオデットは、自分の体調に意識を向ける。



