「マリエルさんを否定しないでください。マリエルさんは生活費の援助が欲しくて協力したわけではありません。あなたに娘として愛されたかったから偽聖女になったんです!」
オデットがブレスレットから読み取ったのは、どのような呪いがかけられているかだけではなく、マリエルの切実な想いもである。
『お父様に娘だと認めてほしい……娘として愛されたい……』
ブレスレットの水晶がオデットにそう語りかけてきた。
見捨てられたと思って母親とふたりで暮らしていたところ、父親が急に会いに来てくれてマリエルはさぞ嬉しかったことだろう。
役に立てなければまた捨てられるという恐怖も感じたに違いない。
だから自分の命を削ってまで協力したのだ。
マリエルの想いを知っているオデットは悔しくて、両手を握りしめて抗議する。
「ブレスレットの力を使うたびにマリエルさんが衰弱していくのを、あなたは近くで見ていたはずです。ご自分の娘なのに心配にならないんですか? マリエルさんにこんな可哀想なことさせないでください!」
格下の没落貴族令嬢に食ってかかられ、インペラ宰相の怒りが頂点に達したようだ。
オデットがブレスレットから読み取ったのは、どのような呪いがかけられているかだけではなく、マリエルの切実な想いもである。
『お父様に娘だと認めてほしい……娘として愛されたい……』
ブレスレットの水晶がオデットにそう語りかけてきた。
見捨てられたと思って母親とふたりで暮らしていたところ、父親が急に会いに来てくれてマリエルはさぞ嬉しかったことだろう。
役に立てなければまた捨てられるという恐怖も感じたに違いない。
だから自分の命を削ってまで協力したのだ。
マリエルの想いを知っているオデットは悔しくて、両手を握りしめて抗議する。
「ブレスレットの力を使うたびにマリエルさんが衰弱していくのを、あなたは近くで見ていたはずです。ご自分の娘なのに心配にならないんですか? マリエルさんにこんな可哀想なことさせないでください!」
格下の没落貴族令嬢に食ってかかられ、インペラ宰相の怒りが頂点に達したようだ。



