ひとまず、高校生でも住めそうな場所を探そうとスマホを開き調べ始めるけどそんな場所すぐにあるわけはない。


「まさかの野宿……!? そんな、無理! 野宿するくらいなら嫌がらせ生活の方がマシだよ」


 思わず、そんな言葉を言っていた。

 嫌がらせ生活を脱出するためにわざわざ転入までしたのに。


「学校で相談するべき? でも、相談したら絶対おばさんに連絡されちゃうし」


 アイスティーの氷が溶けて、薄くなってきてしまって一気にそれを飲み干す。

 まぁ、こうなってしまったら仕方ない。なんとかなると信じたい。だから今は学校に挨拶に行こう……