そして廊下に残されたのは、私と仁さんのコンビのみとなった。
仁さんの事は普通に好きだから、同部屋になるのは苦ではない。
2人で与えられた部屋に向かう最中、仁さんの方から話しかけてきてくれた。
「これから2週間よろしくね。ずっと隣で僕の美貌を見続けられるんだから、感謝してくれて良いんだよ?」
「…はあ、」
…いや、こんなナルシストと2週間も一緒の部屋なんて、耐えられる気がしない。
私達の与えられた部屋は、確かにベッドは2つしかないものの豪邸の様な広さを誇っていた。
目の前には大きな窓とベランダが設置されていて、そこから見える景色は言葉に言い表せない程壮大で。
目の前に広がるのは人口湖とアメリカらしい超高層ビル、隣には大きな公園があって、視線を遠くに向けると青く綺麗に輝く海が見える。
「仁さん見てください!海ですよ!」
キャリーケースを寝室ドア近くに移動させた私は、荷物整理を放り出して窓の近くに駆け寄った。
(凄い、こんな景色今まで見た事ない…)
トカゲのように窓にへばりつき、窓ガラスに顔を押し当ててその景色を堪能していると。
「ねえ、そんな見苦しい事するなら外出ちゃえばいいじゃん。ちょっと離れて、窓開けるから」
仁さんの事は普通に好きだから、同部屋になるのは苦ではない。
2人で与えられた部屋に向かう最中、仁さんの方から話しかけてきてくれた。
「これから2週間よろしくね。ずっと隣で僕の美貌を見続けられるんだから、感謝してくれて良いんだよ?」
「…はあ、」
…いや、こんなナルシストと2週間も一緒の部屋なんて、耐えられる気がしない。
私達の与えられた部屋は、確かにベッドは2つしかないものの豪邸の様な広さを誇っていた。
目の前には大きな窓とベランダが設置されていて、そこから見える景色は言葉に言い表せない程壮大で。
目の前に広がるのは人口湖とアメリカらしい超高層ビル、隣には大きな公園があって、視線を遠くに向けると青く綺麗に輝く海が見える。
「仁さん見てください!海ですよ!」
キャリーケースを寝室ドア近くに移動させた私は、荷物整理を放り出して窓の近くに駆け寄った。
(凄い、こんな景色今まで見た事ない…)
トカゲのように窓にへばりつき、窓ガラスに顔を押し当ててその景色を堪能していると。
「ねえ、そんな見苦しい事するなら外出ちゃえばいいじゃん。ちょっと離れて、窓開けるから」



