「まるで理解が出来ませんでした。蛙の子は蛙と言いますが、湊の場合は遊びの延長線としか考えられませんでしたからね」
真っ直ぐに湊さんを見つめた湊パパは、さも面白くなさそうに舌打ちをする。
びくん、とリーダーの背中が跳ねたのを見て、
「やっぱり我慢出来ないので殺します」
「待て待て待て、せめて最後まで話を聞いてからだ。深呼吸深呼吸」
植木バサミの刃を動かして威嚇しながら航海が前に進み出て、ハッカーが瞬時に彼の暴走を止めていた。
「息子の考えを改めさせる為、勝手に養子縁組をして人間になっていたジェームズを渡米させたんですがね…。そちらの人数は増えるばかりで、最終的には新たな下僕や女子まで加入しているではないですか。湊の馬鹿さには心底呆れましたよ」
そこで湊パパが私の方に顔を向けたから、私は再度ティアラを掴む手に力を入れた。
湊さんは何も悪くない、このティアラは死んでも離さない。
確かに今の状況は恐ろしいけれど、これまで何度も窮地を潜り抜けてきたからか、何処かで“mirageなら何とかしてくれる”と期待してしまっている自分がいて。
そして、また湊パパが口を開いたから、私はその隙に額に滲む汗を拭った。
真っ直ぐに湊さんを見つめた湊パパは、さも面白くなさそうに舌打ちをする。
びくん、とリーダーの背中が跳ねたのを見て、
「やっぱり我慢出来ないので殺します」
「待て待て待て、せめて最後まで話を聞いてからだ。深呼吸深呼吸」
植木バサミの刃を動かして威嚇しながら航海が前に進み出て、ハッカーが瞬時に彼の暴走を止めていた。
「息子の考えを改めさせる為、勝手に養子縁組をして人間になっていたジェームズを渡米させたんですがね…。そちらの人数は増えるばかりで、最終的には新たな下僕や女子まで加入しているではないですか。湊の馬鹿さには心底呆れましたよ」
そこで湊パパが私の方に顔を向けたから、私は再度ティアラを掴む手に力を入れた。
湊さんは何も悪くない、このティアラは死んでも離さない。
確かに今の状況は恐ろしいけれど、これまで何度も窮地を潜り抜けてきたからか、何処かで“mirageなら何とかしてくれる”と期待してしまっている自分がいて。
そして、また湊パパが口を開いたから、私はその隙に額に滲む汗を拭った。



