その辺りからようやく事の重大さが分かってきたのか、大也は顔を強ばらせて自分の傷口を覗き込んだものの、
「おええぇまじか……」
すぐに顔を逸らしてえずいた。
「貫通してるのか?」
その後、傷口をじっと観察していた情報屋に向かって琥珀が質問すると。
「…いや、中にある。弾が見えるから取れると思う」
幸か不幸か、そんな答えが返ってきて。
痛そうだな、と思ったのは琥珀だけではないらしく、
「え、今!?」
クレーン車のカゴの中で処置を受けなければならない大也は、顔を引き攣らせて再度叫んだ。
しかし、中に食い込んだままの弾は取るに越したことはない。
「今やるしかない。これは応急処置だから、盗みが終わったら病院行ってね」
伊織は有無を言わせない態度でそう言い切り、大也は観念したように大きく息を吐いた。
その隣では、血や傷口を見ても吐き気を一切催さない猛者、航海が、のほほんとした顔でコーラに口をつけていた。
伊織が再び取り出したあの救急箱の中から新たに出てきたものは、ピンセットやら医者が使いそうなメス等、こうなる事を見越したとしか思えないものばかり。
(おいおい…)
航海から渡されたアイスコーヒーを飲んで喉に潤いを与えつつ、琥珀は1人胸にごちり、
「…伊織って、医療の知識あったっけ…?」
「おええぇまじか……」
すぐに顔を逸らしてえずいた。
「貫通してるのか?」
その後、傷口をじっと観察していた情報屋に向かって琥珀が質問すると。
「…いや、中にある。弾が見えるから取れると思う」
幸か不幸か、そんな答えが返ってきて。
痛そうだな、と思ったのは琥珀だけではないらしく、
「え、今!?」
クレーン車のカゴの中で処置を受けなければならない大也は、顔を引き攣らせて再度叫んだ。
しかし、中に食い込んだままの弾は取るに越したことはない。
「今やるしかない。これは応急処置だから、盗みが終わったら病院行ってね」
伊織は有無を言わせない態度でそう言い切り、大也は観念したように大きく息を吐いた。
その隣では、血や傷口を見ても吐き気を一切催さない猛者、航海が、のほほんとした顔でコーラに口をつけていた。
伊織が再び取り出したあの救急箱の中から新たに出てきたものは、ピンセットやら医者が使いそうなメス等、こうなる事を見越したとしか思えないものばかり。
(おいおい…)
航海から渡されたアイスコーヒーを飲んで喉に潤いを与えつつ、琥珀は1人胸にごちり、
「…伊織って、医療の知識あったっけ…?」



