(まだ壱にならないの?何してるのあいつ!)
俺がこんなに叫び散らかしているのは壱が人格交代するまでの時間稼ぎなのに、後ろに居るのは未だに仁なようで。
「壱、お願いだから早く戻ってきて!そろそろ喉痛い」
大声を出しすぎて早くも声が枯れてきた俺は、大きく咳払いをして再度呼び掛けた。
しかし、後ろから聞こえてくるのは最早日本語ではなく、ヒューヒューという苦しそうな音で。
(?)
銃を相手側に向けながらちらりと振り返ると、あろう事か仁が目を固く瞑り、自分の胸を押さえながら辛そうな呼吸を繰り返していた。
「過呼吸…?嘘でしょ、」
こんな所で体調不良を起こされても、敵を倒さない事には成す術がない。
「…ごめん仁、ちょっと待ってて」
きっと、極度の恐怖に取り憑かれた彼には俺の声も聞こえていないだろうし、壱になる事すら頭から消えているだろう。
仁の対処をするのは、取り敢えず敵を倒してからである。
仕方ない、と呟いた俺は、もう一度正面を振り返り。
「あ"あ"ああぁああっ!近付いてくんなって!心臓口から出そうだったでしょうが!」
先程よりもこちらへ進んできているその女に向けて、ジェットコースターから落ちている時に叫ぶのと同じ位の声量で叫んだ。
俺がこんなに叫び散らかしているのは壱が人格交代するまでの時間稼ぎなのに、後ろに居るのは未だに仁なようで。
「壱、お願いだから早く戻ってきて!そろそろ喉痛い」
大声を出しすぎて早くも声が枯れてきた俺は、大きく咳払いをして再度呼び掛けた。
しかし、後ろから聞こえてくるのは最早日本語ではなく、ヒューヒューという苦しそうな音で。
(?)
銃を相手側に向けながらちらりと振り返ると、あろう事か仁が目を固く瞑り、自分の胸を押さえながら辛そうな呼吸を繰り返していた。
「過呼吸…?嘘でしょ、」
こんな所で体調不良を起こされても、敵を倒さない事には成す術がない。
「…ごめん仁、ちょっと待ってて」
きっと、極度の恐怖に取り憑かれた彼には俺の声も聞こえていないだろうし、壱になる事すら頭から消えているだろう。
仁の対処をするのは、取り敢えず敵を倒してからである。
仕方ない、と呟いた俺は、もう一度正面を振り返り。
「あ"あ"ああぁああっ!近付いてくんなって!心臓口から出そうだったでしょうが!」
先程よりもこちらへ進んできているその女に向けて、ジェットコースターから落ちている時に叫ぶのと同じ位の声量で叫んだ。



