「No! No!(嫌だ!止めて!)」
大声をあげてわんわん泣き叫ぶ女性を、
「黙って下さいね」
その一言で一蹴したサイコパスは、先程と同じく穴の外に放り投げた。
しかし。
「え、…?」
彼女の手が、自分の腕から離れない。
(何で、)
命綱だと言わんばかりに航海の腕を握り締めた女性は、エレベーターから外に投げ出されたその格好のまま上を見上げ。
「オマエモ、ミチヅレダ」
悪魔のような笑みを称え、口を開いた。
「えっ、?」
その言葉を航海が理解したのが先か、それとも女性が勢い良く彼の手を引っ張ったのが先か。
いきなり腕を引かれた航海は、体勢を立て直す事すら叶わず、
「う、うわああああぁー!」
敵もろとも、地面に向かって落下した。
━━━━━━━━━━━━━━━……………………
「うるさいー!皆奇声しか発さないじゃん!」
貿易会社、26階。
此処に入ってどのくらい経過したかは分からないけれど、26階まで上ってきたということは、かなりの時間が経った事は明らかだ。
敵と闘うよりも早く45階に辿り着くことを目標に掲げた私ー丸谷 紫苑ーは、ひたすらに階段を上っていた。
大声をあげてわんわん泣き叫ぶ女性を、
「黙って下さいね」
その一言で一蹴したサイコパスは、先程と同じく穴の外に放り投げた。
しかし。
「え、…?」
彼女の手が、自分の腕から離れない。
(何で、)
命綱だと言わんばかりに航海の腕を握り締めた女性は、エレベーターから外に投げ出されたその格好のまま上を見上げ。
「オマエモ、ミチヅレダ」
悪魔のような笑みを称え、口を開いた。
「えっ、?」
その言葉を航海が理解したのが先か、それとも女性が勢い良く彼の手を引っ張ったのが先か。
いきなり腕を引かれた航海は、体勢を立て直す事すら叶わず、
「う、うわああああぁー!」
敵もろとも、地面に向かって落下した。
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「うるさいー!皆奇声しか発さないじゃん!」
貿易会社、26階。
此処に入ってどのくらい経過したかは分からないけれど、26階まで上ってきたということは、かなりの時間が経った事は明らかだ。
敵と闘うよりも早く45階に辿り着くことを目標に掲げた私ー丸谷 紫苑ーは、ひたすらに階段を上っていた。



