彼がデキ婚するので家出をしたらイケメン上司に拾われました。

中野さんが手配をしたというリフォーム会社のスタッフが部屋を見ている。
片付ける事なくそのままにしてあるので、かなり散らかった状態でチェックをしていて、昌希さんがスタッフの人に修繕について話している内容に驚いてしまった。
いったいどんな部屋になるんだろう。

中野さんへの示談の条件に早急に部屋を直すという一文があるため、来週の月曜日から3日ほどかかるという事だった。

「希未に3日間、この家に来てもらおうと思ってる」

「でも迷惑じゃない？私が有給を取るけど」

「希未はアクセサリーを作ってネット販売しているから、材料を持参してここで作るらしいから大丈夫だ」

「へぇー、それなら邪魔にならないのなら月曜日だけ休みをもらおうかな。希未さんが作っているところとか見てみたい」

「わかった言っておくよ」

「もう部屋を片付けても大丈夫よね？」

「そうだな」

午後は、ベッドルームの片付けと庭の草むしりをしていると植えたほうれんそうと小松菜から芽がでていて二人でそれを眺めてると幸せな気持ちになった。

明日は昌希さんのお祖母様に会いに行く。

受け入れてもらえなかったらどうしよう。