布団に入ると少しひんやりするが、しばらくすると自分の体温でゆっくりと温まっていく。
暗いのが嫌で電気をつけたままにしたので部屋の中が良く見える。
家具の無い室内は6畳とは思えないくらい広く思える。
自宅の妹と使っている部屋も6畳だが二つのベッドと二人分の私物でキツキツだ。
こんな広い家に一人で住んでいて寂しく無いんだろうか?
明日は会社が休みでよかった。
明日以降泊まるところは
明日考えよう
あんなに悔しくて悲しくても案外眠れてしまう自分に呆れてしまった。
とはいえ、目が痛く開けるのがキツくきっと凄く腫れている
四つん這いでソロソロと戸のところまで行くと音を立てないように戸を細く開けて周りを確認した。
階段からつながった廊下を挟んで向かいにはトイレと部屋が一つあり、こちら側には私が寝ている部屋ともう一部屋あった。
洗面所は1階にしかないから降りて行くしかない。
いくらゆっくりしてもいいと言われても、言葉を鵜呑みにするわけにはいかない。
階段を降りていくと味噌汁のいい匂いがしてきた。
「相馬、タオルは置いてあるから勝手に使ってくれ」
声をかけられて無視をするわけにはいかないし、キッチンを通らないと洗面所に行けないのでおずおずとキッチンへのガラス戸を開いた。
ガラス戸はガタガタと音を立てて開くと、そこにはジーンズにトレーナー姿の課長が味噌汁を作っていた。
「あの、おはようございます」
「おはよう、結構腫れたな。もし食えるなら朝飯を作ったんだが」
朝飯というワードに反応したのか、お腹がきゅるるると鳴った。
「食えそうだな、顔を洗ったら一緒に食おう」
恥ずかしくて顔から火がでそうで「はい」とだけ答えて急いで洗面所に行った。
生活感がある割に、女性の影が見当たらない。
課長って自分で食事を作るんだ・・・
一宿一飯ってこういうことだよね、てか、ドラマとかなら私がお礼とか言って朝食を作るところだったよね・・・冷静になって考えると、課長に恥ずかしいところばかり晒してしまった。
腹が減っては戦ができぬって言うし、ご飯をいただこう。
暗いのが嫌で電気をつけたままにしたので部屋の中が良く見える。
家具の無い室内は6畳とは思えないくらい広く思える。
自宅の妹と使っている部屋も6畳だが二つのベッドと二人分の私物でキツキツだ。
こんな広い家に一人で住んでいて寂しく無いんだろうか?
明日は会社が休みでよかった。
明日以降泊まるところは
明日考えよう
あんなに悔しくて悲しくても案外眠れてしまう自分に呆れてしまった。
とはいえ、目が痛く開けるのがキツくきっと凄く腫れている
四つん這いでソロソロと戸のところまで行くと音を立てないように戸を細く開けて周りを確認した。
階段からつながった廊下を挟んで向かいにはトイレと部屋が一つあり、こちら側には私が寝ている部屋ともう一部屋あった。
洗面所は1階にしかないから降りて行くしかない。
いくらゆっくりしてもいいと言われても、言葉を鵜呑みにするわけにはいかない。
階段を降りていくと味噌汁のいい匂いがしてきた。
「相馬、タオルは置いてあるから勝手に使ってくれ」
声をかけられて無視をするわけにはいかないし、キッチンを通らないと洗面所に行けないのでおずおずとキッチンへのガラス戸を開いた。
ガラス戸はガタガタと音を立てて開くと、そこにはジーンズにトレーナー姿の課長が味噌汁を作っていた。
「あの、おはようございます」
「おはよう、結構腫れたな。もし食えるなら朝飯を作ったんだが」
朝飯というワードに反応したのか、お腹がきゅるるると鳴った。
「食えそうだな、顔を洗ったら一緒に食おう」
恥ずかしくて顔から火がでそうで「はい」とだけ答えて急いで洗面所に行った。
生活感がある割に、女性の影が見当たらない。
課長って自分で食事を作るんだ・・・
一宿一飯ってこういうことだよね、てか、ドラマとかなら私がお礼とか言って朝食を作るところだったよね・・・冷静になって考えると、課長に恥ずかしいところばかり晒してしまった。
腹が減っては戦ができぬって言うし、ご飯をいただこう。



