プレゼン用の資料作成の為にパソコンに向かっている。
もちろん、諏訪課長からの指示だ。
上司と部下ということもあり、バレたら仕方がないが極力交際していることを隠そうということになった。そのくせ、普通に二人で出勤しているから、いつか絶対に怪しまれると思う。
そろそろお昼休みだ。
悠也のことがあって、あの定食屋さんを避けていたが、朱夏と結婚することは本決まりだし、むしろそこで私が避けているような行動を取ったら気まずくて私が逃げている印象を持たれるとなんか癪にさわる。
今日は、生姜焼き定食にしよう。
昌希さんはお昼の時間は不定期だ。
外出した先で食べてきたり、デスクでおにぎりを齧っていたりしている。
そんなことを考えているとお昼になった。
久しぶりの生姜焼きに舌鼓を打って大満足で社に戻りレストルームで歯磨きと化粧直しをして席に戻ると主任と先輩の会話が耳に入ってきた。
「超ひさしぶりに課長の彼女を見たよ、まだ付き合ってたんだな」
「またマウント病か?」
課長って昌希さんのことだよね?
彼女?
私が彼女だよね?
え?
とぼけて聞いてみるとかいうのアリだろうか?
「いくら美人でも必死感が凄くて、オレは無理だな」
「大丈夫だよ、お前は圏外だ」
「課長って彼女がいるんですか?」
私だよね???って、気持ちは押し殺して聞いてみる。
「この一年ちょっとは全然マントしに来ないから、別れたのかと思ってたんだけど、単に課長に注意されただけかも」
主任と課長はたしか同期だった気がする。
ライバル同士だけど、いつも昌希さんが一歩先に行っている感じだ。
「マウント?」
「以前、病院のシステム構築を担当したときに、事務だった彼女が課長に猛アタックして付き合いだして、課長のあのマスクと彼女さんが歳上ということで不安になったからだと思うけど、時々ここに押しかけて来て、わたしが課長の恋人よオーラを出しまくって、女子社員からだいぶ顰蹙買ってたんだよ」
「えーーー、でもそれって迷惑だよね?」
「流石に、課長が注意してくれたみたいで来なくなったんだよ」
「で、久々にその彼女と課長がロビーにいたんだ」
どういうこと?
てか、そんなことがあったんだ。
考えてみると、私って悠也と付き合うまで仕事だけで他のことはまるで見えてなかったんだ。
てゆうか、その“彼女”から私はライバル判定されていなかったってことか。
もちろん、諏訪課長からの指示だ。
上司と部下ということもあり、バレたら仕方がないが極力交際していることを隠そうということになった。そのくせ、普通に二人で出勤しているから、いつか絶対に怪しまれると思う。
そろそろお昼休みだ。
悠也のことがあって、あの定食屋さんを避けていたが、朱夏と結婚することは本決まりだし、むしろそこで私が避けているような行動を取ったら気まずくて私が逃げている印象を持たれるとなんか癪にさわる。
今日は、生姜焼き定食にしよう。
昌希さんはお昼の時間は不定期だ。
外出した先で食べてきたり、デスクでおにぎりを齧っていたりしている。
そんなことを考えているとお昼になった。
久しぶりの生姜焼きに舌鼓を打って大満足で社に戻りレストルームで歯磨きと化粧直しをして席に戻ると主任と先輩の会話が耳に入ってきた。
「超ひさしぶりに課長の彼女を見たよ、まだ付き合ってたんだな」
「またマウント病か?」
課長って昌希さんのことだよね?
彼女?
私が彼女だよね?
え?
とぼけて聞いてみるとかいうのアリだろうか?
「いくら美人でも必死感が凄くて、オレは無理だな」
「大丈夫だよ、お前は圏外だ」
「課長って彼女がいるんですか?」
私だよね???って、気持ちは押し殺して聞いてみる。
「この一年ちょっとは全然マントしに来ないから、別れたのかと思ってたんだけど、単に課長に注意されただけかも」
主任と課長はたしか同期だった気がする。
ライバル同士だけど、いつも昌希さんが一歩先に行っている感じだ。
「マウント?」
「以前、病院のシステム構築を担当したときに、事務だった彼女が課長に猛アタックして付き合いだして、課長のあのマスクと彼女さんが歳上ということで不安になったからだと思うけど、時々ここに押しかけて来て、わたしが課長の恋人よオーラを出しまくって、女子社員からだいぶ顰蹙買ってたんだよ」
「えーーー、でもそれって迷惑だよね?」
「流石に、課長が注意してくれたみたいで来なくなったんだよ」
「で、久々にその彼女と課長がロビーにいたんだ」
どういうこと?
てか、そんなことがあったんだ。
考えてみると、私って悠也と付き合うまで仕事だけで他のことはまるで見えてなかったんだ。
てゆうか、その“彼女”から私はライバル判定されていなかったってことか。



