「あのマンションは今は妹夫婦が住んでいるんだ、俺があのマンションに行くことはないから、いいかげんにしてくれないか」
「話にならないな」
このままでは入りにくいため、足音を立てないようにしてトイレに向かう。
とりあえず便座に座って水を流してからわざとらしくドアの音を立てて閉めてから足音を立てながら茶の間へのドアを開くと昌希はスマホに文字を打ち込んでいるところだった。
「妹さん、元気そうだった?」
「ある意味、元気かも」
ん?と言う感じに頭を傾げている。
「細谷さんと結婚するんだって」
もう私が悠也と名前を呼ぶことはないし、呼んではいけない気がした。
「へぇー、自分の子供でもましてや寝てもいなくて嵌めようとした子と?あっ、悪い」
流石に昌希さんも驚いたのか、正直な言葉が出てしまい少しバツが悪そうにしている。
「私は、全然気にしてないから」
全然という言葉を思いっきり強く発音した。
「それ以前に、朱夏に婚約者だった人を奪って先に幸せになってごめんねって言われたことが腹立たしい」
ぶははははははは
昌希さんが爆笑しながら「悪い、妹さんて」と言って手のひらを目の前で立てて“ごめん”のポーズをとっている。
「どうぞ、言いたいことを言っても大丈夫。朱夏に対しては鋼鉄の心で対応できるから」
「やっぱり、俺の彩春は最高に可愛いな。いや、妹さんってあいかわらず頭が花畑なんだなって思って」
はぁ、やっぱりそう思うよね。
「そうだ、今度オンライン同窓会をすることになったんだ」
「オンライン同窓会?」
「中学3年の時の担任の先生が定年退職するからA組で参加できるものだけでやることになった」
「へぇ、面白そう。しかも、オンラインなら無理なく集まれそうだし」
「だろ、それで結婚してるヤツも多いから家族も恋人もOKって事になったんだ、だから彩春も参加でいいか?と言ってもカメラは俺と一緒だから、画面に映りたくなければ隠れていてもいいし覆面をしていてもいいよ」
「覆面って怪しいじゃない。それなら、ただ隣にいるだけでもいい?」
「構わないよ」
それじゃあと言って今まで見ていたスマホの画面に“恋人と参加”と入力して送信した。
さっきの電話の相手ではなかったんだ。
「海外にいるやつは無理だけど、用意できるところはみんなで同じ食事を宅配するらしい」
「たしかに、みんなが同じ物を食べるのって臨場感があるかも、全然知らない方々だけど楽しみ」
「てか、俺も優のことは知ってるからいいけど、きっと誰が誰だかわからないだろうな」
「それも楽しみの一つだね」
顔を見合わせて微笑み合うとそのまま唇を重ねる。
「俺は妹さんよりももっと彩春を幸せにするよ」
直球の言葉は恥ずかしいけど、それ以上に嬉しかった。
「話にならないな」
このままでは入りにくいため、足音を立てないようにしてトイレに向かう。
とりあえず便座に座って水を流してからわざとらしくドアの音を立てて閉めてから足音を立てながら茶の間へのドアを開くと昌希はスマホに文字を打ち込んでいるところだった。
「妹さん、元気そうだった?」
「ある意味、元気かも」
ん?と言う感じに頭を傾げている。
「細谷さんと結婚するんだって」
もう私が悠也と名前を呼ぶことはないし、呼んではいけない気がした。
「へぇー、自分の子供でもましてや寝てもいなくて嵌めようとした子と?あっ、悪い」
流石に昌希さんも驚いたのか、正直な言葉が出てしまい少しバツが悪そうにしている。
「私は、全然気にしてないから」
全然という言葉を思いっきり強く発音した。
「それ以前に、朱夏に婚約者だった人を奪って先に幸せになってごめんねって言われたことが腹立たしい」
ぶははははははは
昌希さんが爆笑しながら「悪い、妹さんて」と言って手のひらを目の前で立てて“ごめん”のポーズをとっている。
「どうぞ、言いたいことを言っても大丈夫。朱夏に対しては鋼鉄の心で対応できるから」
「やっぱり、俺の彩春は最高に可愛いな。いや、妹さんってあいかわらず頭が花畑なんだなって思って」
はぁ、やっぱりそう思うよね。
「そうだ、今度オンライン同窓会をすることになったんだ」
「オンライン同窓会?」
「中学3年の時の担任の先生が定年退職するからA組で参加できるものだけでやることになった」
「へぇ、面白そう。しかも、オンラインなら無理なく集まれそうだし」
「だろ、それで結婚してるヤツも多いから家族も恋人もOKって事になったんだ、だから彩春も参加でいいか?と言ってもカメラは俺と一緒だから、画面に映りたくなければ隠れていてもいいし覆面をしていてもいいよ」
「覆面って怪しいじゃない。それなら、ただ隣にいるだけでもいい?」
「構わないよ」
それじゃあと言って今まで見ていたスマホの画面に“恋人と参加”と入力して送信した。
さっきの電話の相手ではなかったんだ。
「海外にいるやつは無理だけど、用意できるところはみんなで同じ食事を宅配するらしい」
「たしかに、みんなが同じ物を食べるのって臨場感があるかも、全然知らない方々だけど楽しみ」
「てか、俺も優のことは知ってるからいいけど、きっと誰が誰だかわからないだろうな」
「それも楽しみの一つだね」
顔を見合わせて微笑み合うとそのまま唇を重ねる。
「俺は妹さんよりももっと彩春を幸せにするよ」
直球の言葉は恥ずかしいけど、それ以上に嬉しかった。



