「SNSをやっていればそこからフォローしている人を調べて私的なコメントがあるかを追っていくとコメントの文章や写真で色々なことがわかったりするんだ」
「へぇー、何だか怖い」
「相馬は何かやっていないのか?」
「閲覧用にアカウントはあるけど投稿はしてないです。諏訪さんは?」
「俺もそうだ。メッセージのやりとや、取引先の情報を確認するくらいだな」
「何だか、そんな気がしました」
「相馬もな」
スマホから咳払いが聞こえて慌てて画面を見る。
『人に頼み事をしておいてイチャイチャするんじゃない』
え、イチャイチャ!
そう言われて一気に恥ずかしくなる。
『ところで、出雲准教授だっけ?こいつヤバい奴じゃないのか?』
「どう言うことだ?」
『匂わせ系の投稿が結構ゴロゴロ出てくるし、挙句にこんな投稿があるんだけど、パソコンの方にURL送るから見てくれ』
パソコンの右下にメール到着の通知が入る。
URLを開いてみると、fumiという人のSNSで住宅街の写真が投稿されていた。
そして、ハッシュタグには
#素敵な住宅街 #いつか住みたい #彼の家
さらに、fumiのSNSには桜花大学の校内の写真や恋人と手を繋いでいる写真がアップされていた。
「これがどうかしたの?」
『出雲喜郎のSNSで相互フォローを見てから、とりあえず女性のフォロワーを数人見てみると明らかに裏アカを持っている感じの子がいて、出雲喜郎を本アカでフォローをしてるけど裏アカではしてない。さらにその裏アカから子育てに関する話をアップしているSNSをフォローしているんだけど、その相手はフォロー返しをしていない。子育ての方は奥さんじゃないかとあたりをつけてみた。』
「こんな短時間でよくそこまで辿り着くな」
『まぁ、それは企業秘密だ。それで、話はもどるがfumiのえげつないところは住宅街の写真の中に遠くではあるが電柱が写っていてそこに住所が付いているんだ』
諏訪さんとパソコンに映し出されている写真をよくみると確かに電柱がある。
「本当だ」
『で、その住所を地図に入れて検索していくといくつかの候補がでてきてさらにビューにすることで写真が見れる』
ピコンとパソコンから音が鳴りメールが届いたことを知らせる。
メールに書かれているURLをクリックすると写真に似た住宅街が映し出された。
『手前の家をズームして表札を見てくれ』
諏訪さんが指定された家をアップしていくと表札にはIZUMOと読める文字が書かれていた。
「凄い」
思わず声が漏れてしまった。
『今回は楽勝すぎだけどな。マンションや私道に面していたらこんなに簡単じゃない。ちなみに出雲って他にも女がいそうだぞ』
それは多分、朱夏のことかもしれない。
そこはスルーしたいと思っていると諏訪さんがすかさず「優、ありがとうな」と、詮索をする余地を奪っていた。
『貸を一つということで』
「それにしても、怖いな。ますますSNSなんてしたくなくなるよ」
『ははは、相馬さんマサがあやしい行動をとるようになったらオレに言ってくれれば調べますからね』
「お前は余計なことを言うな、じゃあなおやすみ」
優さんが返事をする前に通信を切っていた。
「へぇー、何だか怖い」
「相馬は何かやっていないのか?」
「閲覧用にアカウントはあるけど投稿はしてないです。諏訪さんは?」
「俺もそうだ。メッセージのやりとや、取引先の情報を確認するくらいだな」
「何だか、そんな気がしました」
「相馬もな」
スマホから咳払いが聞こえて慌てて画面を見る。
『人に頼み事をしておいてイチャイチャするんじゃない』
え、イチャイチャ!
そう言われて一気に恥ずかしくなる。
『ところで、出雲准教授だっけ?こいつヤバい奴じゃないのか?』
「どう言うことだ?」
『匂わせ系の投稿が結構ゴロゴロ出てくるし、挙句にこんな投稿があるんだけど、パソコンの方にURL送るから見てくれ』
パソコンの右下にメール到着の通知が入る。
URLを開いてみると、fumiという人のSNSで住宅街の写真が投稿されていた。
そして、ハッシュタグには
#素敵な住宅街 #いつか住みたい #彼の家
さらに、fumiのSNSには桜花大学の校内の写真や恋人と手を繋いでいる写真がアップされていた。
「これがどうかしたの?」
『出雲喜郎のSNSで相互フォローを見てから、とりあえず女性のフォロワーを数人見てみると明らかに裏アカを持っている感じの子がいて、出雲喜郎を本アカでフォローをしてるけど裏アカではしてない。さらにその裏アカから子育てに関する話をアップしているSNSをフォローしているんだけど、その相手はフォロー返しをしていない。子育ての方は奥さんじゃないかとあたりをつけてみた。』
「こんな短時間でよくそこまで辿り着くな」
『まぁ、それは企業秘密だ。それで、話はもどるがfumiのえげつないところは住宅街の写真の中に遠くではあるが電柱が写っていてそこに住所が付いているんだ』
諏訪さんとパソコンに映し出されている写真をよくみると確かに電柱がある。
「本当だ」
『で、その住所を地図に入れて検索していくといくつかの候補がでてきてさらにビューにすることで写真が見れる』
ピコンとパソコンから音が鳴りメールが届いたことを知らせる。
メールに書かれているURLをクリックすると写真に似た住宅街が映し出された。
『手前の家をズームして表札を見てくれ』
諏訪さんが指定された家をアップしていくと表札にはIZUMOと読める文字が書かれていた。
「凄い」
思わず声が漏れてしまった。
『今回は楽勝すぎだけどな。マンションや私道に面していたらこんなに簡単じゃない。ちなみに出雲って他にも女がいそうだぞ』
それは多分、朱夏のことかもしれない。
そこはスルーしたいと思っていると諏訪さんがすかさず「優、ありがとうな」と、詮索をする余地を奪っていた。
『貸を一つということで』
「それにしても、怖いな。ますますSNSなんてしたくなくなるよ」
『ははは、相馬さんマサがあやしい行動をとるようになったらオレに言ってくれれば調べますからね』
「お前は余計なことを言うな、じゃあなおやすみ」
優さんが返事をする前に通信を切っていた。



