月曜日は希未さんがアクセサリーのパーツを持って優さんの運転する車に乗ってきた。
「えええ、ナニコレ!マジ!窓とか割れてるし」
元カノ襲撃事件現場を見たいということで、寝室にいる。
「これでもある程度は片付けたんだけどね」
「それにしてもおばあちゃん家(ち)に来たのって兄さんがここに引っ越した時以来かも」
「仲がいいんですね」
「そうかな?普通だと思う」
二人は対等な兄妹なんだ、だから見ていて気持ちがいいんだ。うちは違ったからな。
「茶の間のテーブルを借りるね」
希未さんはそういうと、テーブルにアクセサリーのパーツの入ったケースを並べはじめた。
「邪魔はしないから見ていてもいいかな?」
「全然、よかったら作ってみる?」
「作りたい」
何を作るか、何を使うかで二人でもりあがってるとリフォーム会社のスタッフが来た。
思っていた以上の音と振動に手が震えて中々進まない事が可笑しくて、意味もなく笑いながら大声で話をしたりお昼にサンドイッチを揺れながら作って作業に来ているお兄さん達に差し入れたりした。
「彩春さんっていくつ?」
「28です」
「何だ、2つ年下なんだ!それなら彩春ちゃんでいい?」
「もちろん」
「妹がいるとこんな感じなのかしら、イトコもいないし男兄妹ってあんまり一緒遊んだりした記憶も無いから楽しいわ」
本当に小さい頃は朱夏と遊んだりイタズラをしたりしていたけど、父さんのせいでそんな昔の事を思い出すことも無くなっていた。
「あの彼女は?」
「あああ、私より年上というか、兄さんよりも三つくらい年上だったと思う。それ以前に私にまで嫉妬して大変だったから避けてたし」
「実の妹にも嫉妬かぁ、本当に好きだったんだ」
希未さんは目の前で手をぶんぶんと振る。
「違う違う!あれは単なるかまちょだよ。そんなに好きなら浮気しないでしょ。挙句に旦那に構ってもらえなくなってまた兄さんに構って欲しかったんじゃないの」
6時になると作業員の二人が帰って行った。
「泊まっちゃってもいい?」
「もちろんです。ここは希未さんのおばあさまの家なんですから、2階は部屋が余ってますよ」
「やった」と言って希未さんが電話を掛けはじめた。
「えええ、ナニコレ!マジ!窓とか割れてるし」
元カノ襲撃事件現場を見たいということで、寝室にいる。
「これでもある程度は片付けたんだけどね」
「それにしてもおばあちゃん家(ち)に来たのって兄さんがここに引っ越した時以来かも」
「仲がいいんですね」
「そうかな?普通だと思う」
二人は対等な兄妹なんだ、だから見ていて気持ちがいいんだ。うちは違ったからな。
「茶の間のテーブルを借りるね」
希未さんはそういうと、テーブルにアクセサリーのパーツの入ったケースを並べはじめた。
「邪魔はしないから見ていてもいいかな?」
「全然、よかったら作ってみる?」
「作りたい」
何を作るか、何を使うかで二人でもりあがってるとリフォーム会社のスタッフが来た。
思っていた以上の音と振動に手が震えて中々進まない事が可笑しくて、意味もなく笑いながら大声で話をしたりお昼にサンドイッチを揺れながら作って作業に来ているお兄さん達に差し入れたりした。
「彩春さんっていくつ?」
「28です」
「何だ、2つ年下なんだ!それなら彩春ちゃんでいい?」
「もちろん」
「妹がいるとこんな感じなのかしら、イトコもいないし男兄妹ってあんまり一緒遊んだりした記憶も無いから楽しいわ」
本当に小さい頃は朱夏と遊んだりイタズラをしたりしていたけど、父さんのせいでそんな昔の事を思い出すことも無くなっていた。
「あの彼女は?」
「あああ、私より年上というか、兄さんよりも三つくらい年上だったと思う。それ以前に私にまで嫉妬して大変だったから避けてたし」
「実の妹にも嫉妬かぁ、本当に好きだったんだ」
希未さんは目の前で手をぶんぶんと振る。
「違う違う!あれは単なるかまちょだよ。そんなに好きなら浮気しないでしょ。挙句に旦那に構ってもらえなくなってまた兄さんに構って欲しかったんじゃないの」
6時になると作業員の二人が帰って行った。
「泊まっちゃってもいい?」
「もちろんです。ここは希未さんのおばあさまの家なんですから、2階は部屋が余ってますよ」
「やった」と言って希未さんが電話を掛けはじめた。



