その後。
私と奏さんは、二人で駅前に行きました。
その道中。
「何だか、ざわついた気配を感じますね」
と、私は言いました。
駅に近づくにつれ、賑わった人の気配を感じます。
「毎年、この時期はこうなんだよ」
と、奏さんが教えてくれました。
そうなのですか。
「皆イルミネーションを見に来てるんだ。クリスマスだからね」
「成程。皆さん浮足立っているご様子ですね」
と、私は言いました。
皆さん、クリスマスの熱に浮かされているのですね。
そういえば、碧衣さんも、今日は偽の恋人と出掛けると言っていましたし。
案外皆さん、クリスマスに浮かれているのかもしれません。
その現場に向かおうとしている私達も、あまり人のことは言えませんけど。
それより。
「人混みになりそうですね」
「そうだね。俺、邪魔になりそうかな…」
「大丈夫です、ご安心ください」
と、私は言いました。
「そのときは、私が奏さんをうんぱ、」
「うんありがとうねー。その必要はないからねー」
と、奏さんは乾いた笑顔で言いました。
必要ないと言われてしまいました。残念です。
「あ、ほら瑠璃華さん。見えてきたよ」
「はい?」
と、私は言いながら、奏さんの指差す方向に目を向けました。
すると、そこには。
きらきらと光る、木が並んでいました。
…光る木を発見しました。
これが本当のクリスマスツリー、ですね。
私と奏さんは、二人で駅前に行きました。
その道中。
「何だか、ざわついた気配を感じますね」
と、私は言いました。
駅に近づくにつれ、賑わった人の気配を感じます。
「毎年、この時期はこうなんだよ」
と、奏さんが教えてくれました。
そうなのですか。
「皆イルミネーションを見に来てるんだ。クリスマスだからね」
「成程。皆さん浮足立っているご様子ですね」
と、私は言いました。
皆さん、クリスマスの熱に浮かされているのですね。
そういえば、碧衣さんも、今日は偽の恋人と出掛けると言っていましたし。
案外皆さん、クリスマスに浮かれているのかもしれません。
その現場に向かおうとしている私達も、あまり人のことは言えませんけど。
それより。
「人混みになりそうですね」
「そうだね。俺、邪魔になりそうかな…」
「大丈夫です、ご安心ください」
と、私は言いました。
「そのときは、私が奏さんをうんぱ、」
「うんありがとうねー。その必要はないからねー」
と、奏さんは乾いた笑顔で言いました。
必要ないと言われてしまいました。残念です。
「あ、ほら瑠璃華さん。見えてきたよ」
「はい?」
と、私は言いながら、奏さんの指差す方向に目を向けました。
すると、そこには。
きらきらと光る、木が並んでいました。
…光る木を発見しました。
これが本当のクリスマスツリー、ですね。


