「おはよう、サキ」
教室に着くと、アイカちゃんがいた。
「おはよう、アイカちゃん。…あれ、カズマくんは?」
「あー、カズマは用事」
じゃあ今はアイカちゃん1人か。
時計を見ると、朝礼が始まるまでまだ時間があった。
「アイカちゃん、ちょっといい?」
「え、サキどうしたの?」
私はアイカちゃんを連れて、人気のない階段の踊り場に来た。
「あのね、アイカちゃんに報告があって」
「報告?」
「…私、ライトくんのことが好きなんだ」
アイカちゃんと喧嘩した日、アイカちゃんは私に『カズマと付き合ってること、ちゃんと私に言ってくれると思ってた』と言った。
カズマくんと付き合ってることそのものは誤解だったけど、そういうことをちゃんと言ってほしいというのは本音だと思う。
だから、私はこのことをアイカちゃんに報告したんだ。
「…えーっ!?」
アイカちゃんは衝撃のあまり近くの机に何度もぶつかりながら後ずさる。
「え、そんなに驚く?」
そんなに意外なこと?というか、アイカちゃん薄々気づいてるんじゃないかって思ってた。
「う、うん…。サキ、カズマのこと好きなのかなって思ってたし」
「だーかーら、付き合ってないって言ったでしょ?」
「いやそうなんだけど、私のためを思って嘘ついてたんじゃないかなって」
大丈夫だよ、アイカちゃん。私はずっとライトくん一筋だから。
「そっかぁ…サキが…そっかぁ」
そう言うアイカちゃんは、なぜか嬉しそうだった。
「サキ、私応援するね!」
「うん!ありがとう」
アイカちゃんが応援してくれるなら、とても心強い。
教室に着くと、アイカちゃんがいた。
「おはよう、アイカちゃん。…あれ、カズマくんは?」
「あー、カズマは用事」
じゃあ今はアイカちゃん1人か。
時計を見ると、朝礼が始まるまでまだ時間があった。
「アイカちゃん、ちょっといい?」
「え、サキどうしたの?」
私はアイカちゃんを連れて、人気のない階段の踊り場に来た。
「あのね、アイカちゃんに報告があって」
「報告?」
「…私、ライトくんのことが好きなんだ」
アイカちゃんと喧嘩した日、アイカちゃんは私に『カズマと付き合ってること、ちゃんと私に言ってくれると思ってた』と言った。
カズマくんと付き合ってることそのものは誤解だったけど、そういうことをちゃんと言ってほしいというのは本音だと思う。
だから、私はこのことをアイカちゃんに報告したんだ。
「…えーっ!?」
アイカちゃんは衝撃のあまり近くの机に何度もぶつかりながら後ずさる。
「え、そんなに驚く?」
そんなに意外なこと?というか、アイカちゃん薄々気づいてるんじゃないかって思ってた。
「う、うん…。サキ、カズマのこと好きなのかなって思ってたし」
「だーかーら、付き合ってないって言ったでしょ?」
「いやそうなんだけど、私のためを思って嘘ついてたんじゃないかなって」
大丈夫だよ、アイカちゃん。私はずっとライトくん一筋だから。
「そっかぁ…サキが…そっかぁ」
そう言うアイカちゃんは、なぜか嬉しそうだった。
「サキ、私応援するね!」
「うん!ありがとう」
アイカちゃんが応援してくれるなら、とても心強い。