君は,君は。

翌日。

その日は祝日で,お休みだった。

でも,ちっとも楽しくなかった。

何をするにもやる気が出なくて,さんざんな日だった。

することもなく,リビングでゴロゴロしてた私は,1日を家事に費やすお母さんに



「受験も終わって無いのに1日を無駄にするんやない! 朝からずっとそうしとるやろ! そんなんやったら少しは手伝って…!」



と怒鳴られてしまった。

お母さんのいうことも一理あるとソファーからおり,たまには親孝行もいいかと思い直せば。



「そんな風に過ごしとって,受験落ちても知らんけね。私立受けてないんやけ」



なんて事まで言い出す始末。



「はぁーい」



と応えた私の気分は最悪だった。