君は,君は。

「え!? そこから!?」



瑞希がフレンドリーなのは知ってるけど,ここまでなんて思ってなかった。



「だって唯。話しかけたらすごい柔らかく? 楽しそうに返してくれるし。今だってこんだけ気安く喋れるんだから友達でしょ」



そりゃ,そんな話しかける機会もないけどさ。と続ける瑞希に,私は瞠目した。

な,なるほど。確かに。

さっきは瑞希に失礼なことを考えてしまった。

瑞希,以外と周りの事ちゃんとみてるんだ。

そっか。そうだよね……

私が瑞希の事好きだから気付かなかっただけで。

確かにあの距離感なら友達って言ってもおかしくない。