「そんなに深く悩まなくても、俺たちなら大丈夫だって。もう少し寝ようぜ」


健が布団に潜り込んですぐに目を閉じてしまった。


今日の目的であった未来人を見ることができたから、ひとまず関心が薄れてしまったようだ。


海斗は部屋の電気を消してベッドに潜り込んだけれど、結局その日はそれ以上眠ることはできなかったのだった。