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その頃、秋吉家には1人の少女が訪問していた。


少女は豪邸を前にして萎縮していたが、チャイムを鳴らすより先に中から黒スーツの男が出てきて硬直した。


「いらっしゃいませ」


男に言われて少女はぎこちなく頭を下げる。


「お嬢様がお待ちですよ」


「はい」


少女は執事について屋敷の中へと姿を消したのだった……。





END