「ちょっと,はる……」

「うーん。読みにくいな??」



~っ好き勝手いうな!!

耐えきれなくなって,俺は首をぐりんと後ろに回す。

今度は何? とはるを見れば,はるはごそごそと動き出す。

え……



「はいっもう良いよっ。ページ進めて?」

「ん」



まぁ,確かに効率的ではあるけど…

はるは,俺のベッドの隣に潜り込んでいた。

布団をしっかり被って,俺をニコニコと見ている。

俺は要望通りページを進めた。

今の状況とマッチしない,ごりごりの戦闘漫画。

俺の好みとかじゃなく,友達に押し付けられたもの。

あー…。内容,入ってこねぇ~。