どうしたらいいの……、と頭を抱えそうになっていると、突如うつむいていたわたしの目の前に猫目の男の子が現れた。 わっ……、び、びっくりした! ぎょっとするわたしをお構いなしに、ぐっと端正なお顔が近づいてきて、強制的に目が合う。 「え、なになに。きみ、美六クンの彼女なの?」