お義母さんの顔は、、、


 ほら、めちゃくちゃ明るい。


 嬉しそう、、、


 お義母さんが嬉しいなら私も嬉しいんだよ。


 ね、そうだよね。

 
 この胸が痛みは決して“嫌だ”とかいう感情ではないはずだよね。


「そう!
 じゃあ、早く準備して!!
 明日の朝、出掛けてもらうわ!」


「え〜?
 なになに〜??」


 そのとき一皮可愛い声が辺りに響いた。


 お義母さんは顔を嫌というほど明るくする。


「奈恵!
 コレともう一緒に居なくていいのよ!」


 奈恵というのは私の妹。

 
 可愛くって愛嬌溢れる奈恵は両親から絶大な人気を得ている。


「わぁあ!
 ホント!?!?
 お母さんありがとー!大好き!」


 これ以上ないというほどに喜びを表す奈恵。


「っ、、、!!」


 私は早くこの場から居なくなりたくて、部屋へと走った。