魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~

やはり、もうこんな関係はじれったい。

今、気を抜けば、鈴蘭を抱きしめてしまいそうだった。

可愛すぎる……この世のものとは思えない……。



「お前が呼べば、何をしていても何時だろうと、どこへだって会いに行く」



嘘や冗談ではない。鈴蘭が会いたいと望んでくれるなら、いつだって駆けつける。



「お昼休みは……これからも一緒に過ごしてほしい、です」



恥ずかしそうに、視線を下げながらそう言った鈴蘭。

一緒に過ごしてくれと頼みたいのは俺のほうだ。

それに……何もない俺との時間を望んでくれるのは、お前くらいだろう。

できるならば、ひと時だって離れたくはない。

どうすれば、今以上の時間を鈴蘭と共有することができる?



「明日からは俺も食事を持ってくる」