魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~

前言撤回だ。今すぐ俺のものにしないと気が済まない。



「明日からも……ここに来て、くれますか……?」



不安そうに俺を見つめてくる鈴蘭。



「ん? ああ、そのつもりだ」



再び嬉しそうに微笑んだ鈴蘭の笑顔はもちろん俺の心臓をたやすく射ぬけるほど可愛いが、理由がわからなかった。

改めてそんなことを聞くなんて、どうした……?



「俺が来なくなると思ったのか?」



鈴蘭が「あ……」と図星をつかれたように声を漏らした。



「フードさんは、そのお礼を聞きに来てくれていると思っていたので……私がお礼を言ってしまえば、来てくれなくなるかもしれないと思ってました……」



それは……。

俺が来なくなると思ったから、言えなかったということか……?

……無理だ。