私のほうを見て、フードさんが少しの間黙り込んだ。



「……お前は変な奴だな」



フードさんはもう一度……私の頭を撫でてくれた。

高校に入ったら、友達が欲しいなと思っていた。

一度は諦めたけど……まさか、こんなに素敵な人が友達になってくれるなんて。

私は……幸せ者だ……。


心の中で、神様にお礼を伝えた。