……そう決意したものの。
冬弥くんと話せない日々が続いています。
後夜祭からもう4日経つ。
小さくため息をつく私。
ちらりと横目で冬弥くんを見るけれど、彼は全く私の視線に気が付いていない。
机に腕を重ねて寝ている。
……朝のホームルームだというのに。
先生が教壇で話しているというのに。
冬弥くんは話を聞いていません。
先生ー。
ここに、寝ている人がいまーす。
なんて、明るく言えたらどんなにラクだろう。
そしたら、冬弥くんも言い返してくれるはずなのに。
今までだったら……。
「えー。明後日から夏休みに入るが……、」
夏休みの話が始まる。
文化祭が終われば夏休み。
それは前から分かっていたこと。
だけど、今のまま夏休みに入りたくない。
冬弥くんと話せない夏休みなんて嫌だ。
今日こそ。
今日こそは話しかけよう。
冬弥くんと話せない日々が続いています。
後夜祭からもう4日経つ。
小さくため息をつく私。
ちらりと横目で冬弥くんを見るけれど、彼は全く私の視線に気が付いていない。
机に腕を重ねて寝ている。
……朝のホームルームだというのに。
先生が教壇で話しているというのに。
冬弥くんは話を聞いていません。
先生ー。
ここに、寝ている人がいまーす。
なんて、明るく言えたらどんなにラクだろう。
そしたら、冬弥くんも言い返してくれるはずなのに。
今までだったら……。
「えー。明後日から夏休みに入るが……、」
夏休みの話が始まる。
文化祭が終われば夏休み。
それは前から分かっていたこと。
だけど、今のまま夏休みに入りたくない。
冬弥くんと話せない夏休みなんて嫌だ。
今日こそ。
今日こそは話しかけよう。