「どうした?」
「え、いやっ! なんでもないよ!?」
言えない。
ずっと私に触れていて。
なんて、そんなこと言えるわけがない。
言ってしまったら。
”幼なじみ”という関係が崩れてしまうから……。
冬弥くんが私に恋愛感情を持っていないのなんて分かっている。
それでも冬弥くんとの関係は繋ぎとめたいから。
私は”幼なじみ”であり続けるしかないんだ。
「ねえっ、クレープ食べて帰ろうよ!」
「クレープ?」
「冬弥くん、甘いもの好きでしょ?」
「好きだけど……」
「行ってみたいクレープ屋さんがあるの!」
「え、いやっ! なんでもないよ!?」
言えない。
ずっと私に触れていて。
なんて、そんなこと言えるわけがない。
言ってしまったら。
”幼なじみ”という関係が崩れてしまうから……。
冬弥くんが私に恋愛感情を持っていないのなんて分かっている。
それでも冬弥くんとの関係は繋ぎとめたいから。
私は”幼なじみ”であり続けるしかないんだ。
「ねえっ、クレープ食べて帰ろうよ!」
「クレープ?」
「冬弥くん、甘いもの好きでしょ?」
「好きだけど……」
「行ってみたいクレープ屋さんがあるの!」