数分後。
救急車がサイレンを鳴らしてやってきた。
隊員の人たちが駆けつけてくれる。
「倒れたときに一緒にいた方はどなたですか!?」
「はいっ。私ですっ」
「状況も聞きたいので一緒に来てください」
救急車に乗せられる湊くん。
私も続いて救急車に乗る。
「あとで俺たちも病院に向かうから!」
「分かったっ」
その言葉を残すと、救急車が動き出す。
私の目の前には横たわっている湊くんがいる。
湊くんは苦しげな顔をしている。
呼吸が乱れていることが私でも分かる。
お医者さんの問いかけにも反応しない湊くんに、私は焦りを感じた。
「湊くんはっ。大丈夫なんですか!?」
「今はお答えできません」
答えられないって……。
不安だけが募っていく。
湊くん……。
どうか無事でいて。
お願いだから……っ。
私は祈る気持ちだった。
だけど、湊くんの容体は悪化しているようだった。
湊くんの額に汗が浮かんでいる。
先ほどよりずっと苦しそうな顔。
「湊くん……」
何度湊くんの名前を呼んでも、返事が返ってくることはなかった。
救急車がサイレンを鳴らしてやってきた。
隊員の人たちが駆けつけてくれる。
「倒れたときに一緒にいた方はどなたですか!?」
「はいっ。私ですっ」
「状況も聞きたいので一緒に来てください」
救急車に乗せられる湊くん。
私も続いて救急車に乗る。
「あとで俺たちも病院に向かうから!」
「分かったっ」
その言葉を残すと、救急車が動き出す。
私の目の前には横たわっている湊くんがいる。
湊くんは苦しげな顔をしている。
呼吸が乱れていることが私でも分かる。
お医者さんの問いかけにも反応しない湊くんに、私は焦りを感じた。
「湊くんはっ。大丈夫なんですか!?」
「今はお答えできません」
答えられないって……。
不安だけが募っていく。
湊くん……。
どうか無事でいて。
お願いだから……っ。
私は祈る気持ちだった。
だけど、湊くんの容体は悪化しているようだった。
湊くんの額に汗が浮かんでいる。
先ほどよりずっと苦しそうな顔。
「湊くん……」
何度湊くんの名前を呼んでも、返事が返ってくることはなかった。



