「もーっ。いつまで撫でているのっ」
「いいじゃん」
「私、試着してくるからっ!」
そう言って私は試着室へ走る。
本当はずっと頭を撫でてほしかったけど。
そうしてしまったら、冬弥くんと離れたくないという欲が出てしまう気がして。
私は試着することを理由に赤く染まった顔を隠した。
冬弥くんの笑顔がもっと欲しい。
冬弥くんが向ける視線をひとり占めしたい。
やっぱり、冬弥くんに振り向いてほしい……。
……夏休み。
……海。
……お泊り。
告白。
もし、気持ちを伝えてもいいのなら。
ダメもとでも告白したい、かも。
せっかく冬弥くんに水着を選んでもらったんだから。
勇気を出したい……。
そう思ったのに。
「いいじゃん」
「私、試着してくるからっ!」
そう言って私は試着室へ走る。
本当はずっと頭を撫でてほしかったけど。
そうしてしまったら、冬弥くんと離れたくないという欲が出てしまう気がして。
私は試着することを理由に赤く染まった顔を隠した。
冬弥くんの笑顔がもっと欲しい。
冬弥くんが向ける視線をひとり占めしたい。
やっぱり、冬弥くんに振り向いてほしい……。
……夏休み。
……海。
……お泊り。
告白。
もし、気持ちを伝えてもいいのなら。
ダメもとでも告白したい、かも。
せっかく冬弥くんに水着を選んでもらったんだから。
勇気を出したい……。
そう思ったのに。



