「え、これ紫苑ちゃんのスマホじゃん!ここ、ストラップが切れた感じあるし!」
瞬間、大也さんが私のスマホをひったくって叫んだ。
「貸せ」
先程から殺気と同じオーラを放出している男性が、ポケットから出した壊れたストラップの様なものを私のスマホに近づける。
「一致するな。間違いなくこのスマホはこいつのだ」
数秒後、スマホとストラップを並べてテーブルの上に置いた殺気男が鋭い目を私に向けてきた。
「お前、スマホがあるならどうして俺達のグループに連絡しなかった?わざわざ大也の店に電話したのは何でだ」
その口調はまるで死刑囚に最期の事情聴取をしている警察官の様で、余りの恐ろしさに視界がぼやける。
「…あの、グループって何ですか、」
殺気男の顔も見れず、俯きながら蚊の鳴くような声を出すと。
「は?お前はスマホを使って何してたんだよ」
耳を疑う程大きな舌打ちと共に、その人が許可もなしに私のスマホの電源を入れた。
「…おい、パスワード何だ」
(何それ、)
何も分からずただ黙りこくる私の代わりに、
「あ、確か122408だよ」
大也さんが答えた。
「122408…開かねぇじゃねーかクソが」
「うっそーん、前に紫苑ちゃんがパスワード開くところ覗き見した事あるから間違いないよ!」
「ちょっとそれ貸せ」
瞬間、大也さんが私のスマホをひったくって叫んだ。
「貸せ」
先程から殺気と同じオーラを放出している男性が、ポケットから出した壊れたストラップの様なものを私のスマホに近づける。
「一致するな。間違いなくこのスマホはこいつのだ」
数秒後、スマホとストラップを並べてテーブルの上に置いた殺気男が鋭い目を私に向けてきた。
「お前、スマホがあるならどうして俺達のグループに連絡しなかった?わざわざ大也の店に電話したのは何でだ」
その口調はまるで死刑囚に最期の事情聴取をしている警察官の様で、余りの恐ろしさに視界がぼやける。
「…あの、グループって何ですか、」
殺気男の顔も見れず、俯きながら蚊の鳴くような声を出すと。
「は?お前はスマホを使って何してたんだよ」
耳を疑う程大きな舌打ちと共に、その人が許可もなしに私のスマホの電源を入れた。
「…おい、パスワード何だ」
(何それ、)
何も分からずただ黙りこくる私の代わりに、
「あ、確か122408だよ」
大也さんが答えた。
「122408…開かねぇじゃねーかクソが」
「うっそーん、前に紫苑ちゃんがパスワード開くところ覗き見した事あるから間違いないよ!」
「ちょっとそれ貸せ」



