「ぬぁっ!?」
顔なんて見なくても分かる、今発言したのは仁だ。
(何でこいつが!?)
思わず奇声を上げて手で顔を覆った俺の耳に、
「何、そんなに僕と一緒なのが嬉しいの?やだなぁ、照れるじゃんー」
何を勘違いしているのか、仁のあからさまなナルシスト発言が聞こえてきた。
(待って絶対無理、何で仁なの!?)
「は!?絶対嫌だ!何でこいつと一緒なの!?しかも仁!?壱じゃなくて仁!?もう無理じゃん色々…」
叫び散らかした俺は、大きなため息を吐いて机に突っ伏した。
まだ壱が行くなら分かるし、それなら余裕で許せる。
何せ、仁の別人格の壱はあの不良トリオの1人であり、自他共に認める程強い。
仁が持つはずだった強さを全て吸い取ってしまったかのようなその強さは、mirageにとって必要不可欠だった。
それなのに、まさかまさかの仁の参戦。
有り得ない、足手まといになるだけではないか。
そう、仁は信じられない程弱かった。
mirageで盗みを働く時に活躍するのは毎回壱で、主人格のはずの仁が現れた事は1度もない。
そんなナルシスト野郎が闘うなんて、ただ護らなければいけない人が1人増えるだけで迷惑以外の何物でもない。
顔なんて見なくても分かる、今発言したのは仁だ。
(何でこいつが!?)
思わず奇声を上げて手で顔を覆った俺の耳に、
「何、そんなに僕と一緒なのが嬉しいの?やだなぁ、照れるじゃんー」
何を勘違いしているのか、仁のあからさまなナルシスト発言が聞こえてきた。
(待って絶対無理、何で仁なの!?)
「は!?絶対嫌だ!何でこいつと一緒なの!?しかも仁!?壱じゃなくて仁!?もう無理じゃん色々…」
叫び散らかした俺は、大きなため息を吐いて机に突っ伏した。
まだ壱が行くなら分かるし、それなら余裕で許せる。
何せ、仁の別人格の壱はあの不良トリオの1人であり、自他共に認める程強い。
仁が持つはずだった強さを全て吸い取ってしまったかのようなその強さは、mirageにとって必要不可欠だった。
それなのに、まさかまさかの仁の参戦。
有り得ない、足手まといになるだけではないか。
そう、仁は信じられない程弱かった。
mirageで盗みを働く時に活躍するのは毎回壱で、主人格のはずの仁が現れた事は1度もない。
そんなナルシスト野郎が闘うなんて、ただ護らなければいけない人が1人増えるだけで迷惑以外の何物でもない。



