アップを終えて、招集場所に行き、襷を渡される場所まで行く。


1区はスタートして、1区が帰ってきそうになって、準備をし始める。


男子とはコースが違うため、私がいる中継点には女子しかいない。






私のチームのゼッケン番号が呼ばれて、襷渡しの場所に行こうとした時、


『犬飼さん、頑張って!』

って丁度、煌くんのお母さんがいて言われた。


「ありがとうございます!」


そう言ってラインに並んだ。


そして、やる気をだした。



きっと、煌くんと今頃襷を二区の人に渡した頃だろう。



そう思うと、やる気がもっと出てきた。