1時間ジョグが終わって煌くんに声をかけると 「じゃあ、次は俺ですね!」 ってとびきりの笑顔で言った。 「先輩。」 「なに?」 「とびきりの応援お願いします。」 何それ! 大会でもないのに必要なの? 「…煌くんのカッコイイ走りを見せつけてやって!」 「クス。ありがとうございます。頑張ってきます。」 一瞬だけ笑うと、次からは真剣な顔になった。 うん、控えめに言って、世界一カッコイイ。 控えめに言わなかったら、 もう煌くんだけ。 この世で一番カッコイイ! かな?