「じゃ、一丁やりますか!」 そう言うと煌くんは気合を入れるように頬をパチンと叩いた。 「煌くんの走り、見せてやって!」 「俺の走りはなんて事ないですよ?」 「そう?うちはカッコイイと思うけど。」 ずっとずっとカッコイイと思ってる。 存在感というかさ。 綺麗なフォームだし。 「あ、りがとうございます。」 煌くんは頭をポリポリとかいた。 照れてるんだろうなぁ。 こんな煌くんが見れるのは結構レアじゃない?